18歳にもどってしまう / What’s 総明会4

旧友が一堂に会するとどうして血が騒ぐのか?

 何故なのだろう。個々で会えば年相応の落ち着いた会話がでるのに、一堂に会すると、ハイテンションになって、はしゃいでしまう人がいる。いや、正確にはみんなが理性を失っている。もちろん、アルコールが入っているわけでもないのに・・・。
 この不思議な現象は、何も我々の学年だけではないという。伝統的に、幹事学年に引き継がれているというのだ。
 会社に戻れば社長という人もいれば、 100人以上の組織を纏め上げるリーダーという人もいる。冷静に議事を進行させる技術に長けているはずだ。
 しかしここでは、みなが18才に戻ってしまうのだ。あの頃の学級委員会のように、小さな話題に一喜一憂し、熱くなってしまう。「ノスタルジー」という空気は、実に危険な要素をはらんでいる。

活発な議論もほどほどに過去には分裂もあり!?

 幹事学年を引き受けるにあたり、各先輩方からはさまざまなアドバイスをいただいた。
 その中で共通していた言葉が「なるべく多くの同期を集めなさい。一人一人に必ず意見を出させなさい。そしてみんなで作り上げたものにしなさい」というものだ。
 不思議なもので、意見を出させると18歳の時の人間性は、今もそのまま引き継がれている。昔から仕切るタイプの人は、会議を大いに仕切る。保守的な考えだった人はやはり今も先輩のいいなり、革新的な人の意見は今も大胆でぶっ飛んでいる。保守と革新の対立は、やはり昔のままだ。
 もちろん、すっかりキャラが変わっていて、当時では考えられなかったような活躍をする者もいる(その逆もある)。しかし、当時と関係性は変わらないケースがほとんどだ。人間というのは、そう簡単に変われるものではないと理解する瞬間だ。
 だからといって、当時のノリのまま意見を対立させるのは、決して賢い方法ではない。27年間で寛容さを身につけている反面、思考の柔軟さも欠けてしまっている。過去には幹事学年が分裂・仲間割れした例もあるというので、くれぐれも平和に議事を進めたいものだ。


<コラム>

同期会が内紛した理由は?

  議論が紛糾しすぎて、同期会が混乱・内紛状態になってしまった、そんな例が過去にはあるという。
 偶然にも、その学年の方に話を伺うことができたので、名前も顔も出さないことを条件に取材したが ……。なぜ議論が紛糾して対立してしまったのか、分裂の原因は何だったのか、詳しいことはわからずじまいだった。
 ただ、そもそもの原因は実に些細なことだったようで、精一杯対立するような内容ではなかった、ということだけは理解できた。
 ここは同窓会であって、会社でも政治団体でもない。喧嘩も大いに結構だが、楽しくやらないと意味がないよね?俺らには、そんなこと起きてないよね?

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